先日ダッチオーブン料理を時短同時進行するために、焚き火台を2台引っ張り出してみました。
この機会に比較レポをさせてもらいます。
私が現在メインで使用している焚き火台は
スノーピーク 焚火台L
コールマン コンフォートマスター ファイアープレイスⅡ
の2台です。
2台使っているのはですね、過去にダッチオーブン料理を焚き火台1台で作り始めたら、ダッチ2つの料理を終えるのに半日かかってしまったんですよね。
同時進行できるように焚き火台はいっぱいあった方がいいという結論に達したわけです。
そういう大がかりなのは滅多にやらないんですが・・・
さて本題に戻ります。
ここから真面目腐ったレポになりますので、退屈な方はスルーしちゃってください。
スノーピークは焚火台Lに私はあえて小さめの炭床Pro.Mサイズを併用しています。
これは炭床Pro.Lを使用すると、焚き火のときに薪を置く床の位置が高くなってしまうので、ある程度深めになるように炭床Pro.Mサイズにして床を下げています。
地面へのダメージ防止のためにベースプレート、ベースプレートスタンドL/Mを使っています。
ベースプレートは落ちる灰を受け、直接的な熱を妨げるものですが、芝のサイトで使用するにはこれだけだと不完全です。
そこでベースプレートスタンドL/Mの出番です。一番下にこれを置かなければ、火勢によってはベースプレートの形に芝が焼けてしまう恐れがありますので、安心のため用心して併用します。
芝を焦がしてしまうと、焚き火台を使用している意味がなくなり本末転倒になっちゃいますから
コールマンの
コンフォートマスター ファイアープレイスⅡは2014年までのモデルで、現行品は
マスターシリーズから
スタンダードシリーズに戻り少し値段が下がった
「ファイアープレイスⅢ」になって販売されています。
サイズと構造はほぼ同じなのでファイアープレイスⅢを検討している方にも参考にしていただけるかと思います。
ファイアープレイスには地面へのダメージを抑える『ヒートシールド』という部品が標準で付いているため、そのまま使っても芝を焼く心配はありません。
灰受け皿の下に付いているのがヒートシールドです。
次に2台を並べてみます。
ベースプレートスタンドまで使うと、スノーピークの方が背が高くなります。
ちょうどベースプレートスタンド分くらいの差です。
上から見ると開口サイズはスノーピークの方が逆四角錐形で上へ放射状に広がっているため大きいですね。
一方コールマンは底まで深さがあり、容積は圧倒的に大きいです。薪をたくさん入れることもできますし、薪でダッチオーブン料理することもできます。
コールマンのファイアープレイスは本体のハンドルを内側に倒すとこういうことができます。これはオプションや部品の取り付けが必要ない点で優れていると言えます。本体そのままで薪を使ってDO料理ができる訳ですね。
畳んだ状態の比較です。
コールマンはコンパクトになります。ただし厚みは15cmほどになります。重量は5.7kg。収納サイズ41.5cm×30.5cm
スノーピークは薄く収納できます。本体、ベースプレート、炭床Pro.Lを合わせても厚みは6cmほどです。ただし収納サイズは56cm×64cmにもなり、重量も10kgを超えます。
5点満点で評価すると・・・(あくまでも個人的な主観に基づきます)
重さ
SP
2点 CM
4点(SPは重すぎ、CMはサイズの割に軽く感じる)
厚み
SP
5点 CM
3点(SPは驚きの薄さ、CMは至って一般的)
大きさ
SP
2点 CM
4点(SPはもう少し小さくなるとGOOD CMはこのクラスにしては程良いサイズ)
燃焼
SP
4点 CM
5点(SPが劣っているのではなくCMが吸気効率が良すぎる)
価格
SP
2点 CM
3点(SPは高い。CMもSP程ではないにしても高い/価格勝負であればUFが圧勝)
耐久性
SP
5点 CM
4点(SPは長期的に使える一級品。CMもFP3代に渡るフィードバックで現行品の耐久は折り紙付)
コールマンは井桁デザインとメカニカルなシルエットの格好良さだけでなく、吸気効率の良さから焚き火台に求められる
「いかによく燃えるか」という点では優れた性能を備えています。
他の焚き火台がステンレス材の厚みが劣化度合いの優劣を左右するとすれば、
ファイアープレイスだけは分厚いステンレス材を角柱にして井桁状に組み合わせたことで、この部分は何年使っても変形することはありません。
これはデザインで耐久性を生み出している珍しい例と言えます。
またコールマンお得意の、本体購入だけでオールインワンになっているのも価格の割には配慮が行き届いています。
ハンドルがダッチスタンドになったり、ヒートシールドが標準装備だったり、焼き網や収納ケースが付いているあたりですね。
スノーピークは新潟三条の名に恥じぬ高品質で丁寧な溶接と仕上げが施されています。
そして使用しているステンレス板の厚みは他のどのメーカーの焚き火台も及ばない極厚といえるものが使われています。
この製品の重量には正直ガックリうなだれそうになるものがありますが、それは厚みある高耐久の裏返しでもあるわけですね。
コールマンとは対照的に焼き網、グリルブリッジ、ベースプレート、ベースプレートスタンド、収納袋全てがオプション扱いです。
全部揃えるといわゆるスノピプライスになっちゃいますが、それぞれがオーバースペックな程強度いっぱいに仕上がっています。そこにお金をかけるかどうか、ということですね。
どちらもフラッグシップモデルとして優劣付け難いすばらしい焚き火台です。個人的にはどちらもそれぞれに良さがありお気に入りで自信を持ってオススメできます。
(販売員みたいな終わり方になっちもたわ)
焚き火台のレポもいっぱいです
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スノーピーク(snow peak) 焚火台Lスターターセット●内容:焚火台本体+炭床pro+焚火台ベースプレート+焚火台コンプリート収納ケース
●【焚火台本体】
●材質:ステンレス
●サイズ:W450×D450×H330mm
●収納サイズ:560×640×45mm
●重量:5.3kg
●【炭床Pro】
●材質:鋳鉄(クリア塗装)
●サイズ:W310×D310×H20mm
●重量:3.9kg
●【焚火台ベースプレート】
●材質:スチール(黒塗装)
●サイズ:W450×D450×H9mm
●重量:1.9kg